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中山間地域とは

  • 中山間地域とは、一般的には「平野の周辺部から山間部に至る、まとまった平坦な耕地が少ない地域」とされています。
  • 中山間地域は、新鮮で安心できる食料の生産をはじめ、県土の保全、水源のかん養、県民のふれあいの場の提供など、多面的で公益的な機能を有するだけでなく、美しい景観や伝統的な文化など、大切な資源が今日まで受け継がれているかけがえのない地域です。
水源のかん養イラスト

水源のかん養

県土の保全イラスト

県土の保全

長門の古式捕鯨の写真

伝統文化の伝承

周南中須の久保神楽
周南大道理の芝桜

美しい景観

長門市油谷の棚田

中山間地域ってどこ(県全体の70%を占め、人口の24%が居住)

  • 山口県の中山間地域は、山間部にあって高齢化が進む地域や、都市近郊で農家世帯と非農家世帯の混住化が進む地域など、様々な地域があり、地域づくりを進める上では、各地域の特性や実情に応じた取組が求められます。
  • こうしたことから、本県では、人口減少率や財政力などに基づいて市町の行政区域ごとに一律に区分するのではなく、生活や生産、土地利用形態など様々な面での地縁的な繋がりにも着目することとし、「地域振興5法※1の適用地域」「農林水産省の農業地域類型区分による山間農業地域、中間農業地域※2」を、中山間地域として設定しています。
    【市町域の全域が中山間地域に該当する市町】8市町
    萩市、長門市、柳井市、美祢市、周防大島町、上関町、平生町、阿武町
    【市町域のうち、一部の区域が中山間地域に該当する市町】10市町
    下関市、宇部市、山口市、防府市、下松市、岩国市、光市、周南市、山陽小野田市、田布施町
中山間地域地図
中山間地域の人口、面積
人口
326,070人
総土地面積
4,267.89平方キロメートル
耕地面積
343.28平方キロメートル
森林面積
3,259.97平方キロメートル
県全体の人口、面積
人口
1,342,059人
総土地面積
6,112.54平方キロメートル
耕地面積
515.21平方キロメートル
森林面積
4,366.51平方キロメートル
県全体に対しての中山間地域の割合
人口
24.3%
総土地面積
69.8%
耕地面積
66.6%
森林面積
74.7%

【資料】
国勢調査(令和2年)
全国都道府県市区町別面積調(国土交通省国土地理院:令和2年)、一部市町調べ
耕地及び作付面積統計(中国四国農政局:平成17年)、一部市町調べ
森林・林業統計要覧(山口県農林水産部:令和元年)

※1 地域振興5法の適用地域

  1. 「過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法」に基づき公示された過疎地域及び過疎地域とみなされる区域
  2. 「特定農山村地域における農林業等の活性化のための基盤整備の促進に関する法律」に基づき公示された特定農山村地域
  3. 「山村振興法」に基づき公示された振興山村地域
  4. 「半島振興法」に基づき公示された半島振興対策実施地域
  5. 「離島振興法」に基づき公示された離島振興対策実施地域

指定地域一覧表(PDF:226KB)

※2 農林水産省の農業地域類型区分による山間農業地域、中間農業地域

昭和25年2月時点の旧市町村の区域

山口県中山間地域振興条例第2条第6号の規則で定める区域を定める規則(PDF:113KB)

中山間地域の現状と課題

  • 中山間地域では、人口の減少と高齢化が急速に進み、産業の低迷や担い手不足が深刻化しており、地域によっては集落機能の維持や買い物等に支障を来すなど大変厳しい状況にあります。
  • 一方では、都市との交流や都市住民による地域活動が活発化するなど、中山間地域の豊かな地域資源を活用した新たな動きも見られるようになっています。
周南大道理の芝桜の作業

集落による共同作業

貴和の里での地域子ども塾

都市住民との交流

(1)人口の推移

中山間

区分 昭和
25年
昭和
35年
昭和
45年
昭和
55年
平成
2年
平成
12年
平成
22年
平成
27年
令和
2年
実数(千人) 646 599 487 472 442 409 366 350 326
対昭和25年 -7.3% -24.6% -26.9% -31.6% -36.7% -43.3% -45.8% -49.5%

県全体

区分 昭和
25年
昭和
35年
昭和
45年
昭和
55年
平成
2年
平成
12年
平成
22年
平成
27年
令和
2年
実数(千人) 1,541 1,602 1,511 1,587 1,573 1,528 1,451 1,405 1,342
対昭和25年 -4.0% -1.9% -3.0% -2.1% -0.8% -5.8% -8.8% -12.9%

資料:国勢調査

(2)高齢化率

中山間

区分 昭和
60年
平成
2年
平成
7年
平成
12年
平成
17年
平成
22年
平成
27年
令和
2年
65歳以上割合 17.5% 20.9% 24.9% 28.6% 31.7% 35.0% 39.5% 43.4%

県全体

区分 昭和
60年
平成
2年
平成
7年
平成
12年
平成
17年
平成
22年
平成
27年
令和
2年
65歳以上割合 13.3% 15.9% 19.0% 22.2% 25.0% 28.0% 32.1% 34.6%

資料:国勢調査

(3)集落の状況

区分 平成18年 平成24年 平成29年 令和3年
小規模・高齢化集落数 424 531 768 943
中山間地域の集落数 3,305 3,299 3,326 3,653
全集落に占める割合 12.8% 16.1% 23.1% 25.8%

※「小規模・高齢化集落」の定義 戸数19戸以下、高齢化率50%以上
資料:中山間地域づくり推進課調査

県の取組

県では、「山口県中山間地域振興条例」に基づき、「山口県中山間地域づくりビジョン」に沿って、地域づくりの主体である市町と連携・協働しながら、集落機能を維持、活性化するための「やまぐち元気生活圏」づくりや、地域の活性化に向けた都市と農山漁村との交流促進など、中山間地域の振興に向けた総合的な対策に取り組んでいます。

地域への外部専門家の派遣

大学生等による地域づくりの支援

山口県中山間地域振興条例(PDF:168KB)