旭地域

元気生活圏の現状

1.構成集落

集落数
32集落(うち小規模・高齢化集落数 9集落)
エリア設定の単位
市町村合併前の町村
集落名
釿切、古戦場、同前、矢代、上横瀬、下横瀬、小野山、角力場、すもうば団地、サンウッドビレッジ、菅蓋、牛地、沖ノ原団地、中央団地、見定下切、惣田、笛吹、明木上市、下市、蔵屋、原、長瀬、舞谷、大下、佐々並市、成川、高津、長小野、深瀬、黒ヶ谷、久年、パークタウン

2.人口等

(2022年3月31日現在)

区分 世帯数 総人口 年少人口 生産年齢人口 老年人口 高齢化率
現在(A) 701世帯 1,411人 72人 555人 784人 55.6%
5年前(B) 745世帯 1,650人 133人 695人 822人 49.8%
A-B -44世帯 -239人 -61人 -140人 -38人 5.8%
A/B 94.1% 85.5% 54.1% 79.9% 95.4% 111.6%

3.地域コミュニティ組織の有無

  • 旭地域コミュニティ協議会(設立年月日:2007年7月3日)

4.地域の夢プラン作成の有無

  • 旭地域の夢プラン(作成年月日:2019年3月1日)

5.生活環境の状況

行政サービス

市町支所 2 旭総合事務所、佐々並支所
公民館 2 明木公民館、佐々並公民館
駐在所 2 明木駐在所、佐々並駐在所

子育て・教育

保育所 2 あさひ保育園、あさひ保育園佐々並分園(休園)
幼稚園
小学校 2 明木小学校、佐々並小学校
中学校 1 旭中学校
高等学校

医療・福祉

病院・診療所 2 明木診療所、佐々並診療所
福祉施設 4 特別養護老人ホームちはるえん、ちはるえんほほえみ館、デイサービス旭の郷、旭老人憩いの家

生活関連

商店 7 あぶらんど萩農業協同組合佐々並支所、あぶらんど萩農業協同組合明木ふれあい店、瀧口酒造㈱、石崎酒販店、道の駅「あさひ」、萩市旭農産物加工販売所「つつじ」、三浦商店(旧三浦酒造)
ガソリンスタンド 2 あぶらんど萩農業協同組合佐々並給油所、(有)ヤマザキ
金融機関 2 あぶらんど萩農業協同組合佐々並支所、あぶらんど萩農業協同組合明木ふれあい店(ATM)
郵便局 2 明木郵便局、佐々並郵便局

交通機関

バス停 33 (防長バス) 蔵屋、明木市、牛地、下菅蓋、上菅蓋、角力場、下横瀬、 横瀬橋、上横瀬、矢代口、雲雀峠 (JRバス) 蔵屋、明木、牛地、下菅蓋、菅蓋、角力場、小野山、同 前、古戦場、釿切、中の峠、新茶屋、根引、与三原、小 松ヶ谷、佐々並、板橋口、大迫口、中作、日南瀬、下小 木原、上小木原 (ぐるっとバス) 見定、惣田、明木診療所、小野山、下横瀬、上横瀬、矢 代、蔵屋、原、釿切、古戦場、上同前、大下、黒ヶ谷、 佐々並駅下、活性化センター、高津、開作、長瀬、長小野
JR駅

元気生活圏づくりに係る基本的方向

1.機能・サービスの拠点化

 旭地域は、行政サービスを提供する旭総合事務所及び佐々並支所の周辺に、公民館、診療所、保育園、学校、郵便局等の主要施設が集中し、住民が日常生活に必要とするサービスを提供している。また、周辺市街地への移動拠点となる明木市バス停、佐々並バス停も総合事務所及び佐々並支所からそれぞれ約1km 内に位置している。今後、住民主体の地域コミュニティ組織が自由に活動・交流できる拠点の整備を検討していくとともに、民間を含めた各機関・組織とも連携を強化し、住民主体の生活支援サービスを拡充するなど、旭地域におけるサービスを、基幹的集落を中心に推進していく。
 また、地域経済の拠点となる農林産物加工販売所つつじ(明木地区)や道の駅あさひ(佐々並地区)も、住民の生活を支える商店として、リニューアル等を行い、住民の利便性を高めることとしている。
 行政・地域コミュニティ団体・民間団体等の連携を強化し、広域的に日常生活を支えあう仕組みづくりを検討するとともに、住民サービス機能を集約することによって誰もが暮らしてみたいまちづくりを進め、地域振興を図る。

2.集落間のネットワークの強化

 萩市と山口市の間に位置する旭地域では、周辺都市への移動手段として防長バスとJRバスが主な集落間を繋いで運行しており、その他の交通空白地については地域巡回バス「ぐるっとバス」を運行し、交通弱者の移動手段を確保している。今後、利用状況に応じて、既存路線を維持していくとともに、地域巡回バスの利便性の向上を図るなど、効率的・効果的な交通ネットワークの構築や高齢者など交通弱者の移動手段の確保を図る。

3.地域コミュニティ組織の育成

 地域づくり団体等で構成する「旭地域コミュニティ協議会」が中心となり、地域の特性を活かした地域づくりに向けて福祉、産業、社会教育を担う各種コミュニティ組織の育成を推進していくとともに、地域の核となる人材の掘り起こし及び育成に努めていく。少子高齢化が著しい本地域においては、高齢者が安全・安心に暮らせる地域づくりを進めるため、高齢者の見守りや生活支援など、住民主体の生活支援サービスの充実に努める。また、国指定史跡「萩往還」、国選定「佐々並市重要伝統的建造物群保存地区」、伝統芸能等の地域資源の保存・継承について、次代を担う若者にも参画を促し、持続可能な地域づくりを推進する。

4.地域産業の振興と新たなビジネスづくり

 旭地域の基幹産業である農業は、担い手の高齢化に伴う労働力不足に対応するため、集落営農法人の設立を推進してきたが、今後は、これらの法人の連合体の育成や地域営農を補完する農作業受託組織等とのネットワークを構築するとともに、地域内の人材の掘り起こしと外部人材による新たな担い手の確保と育成を推進していく。
 また、民間団体や地域おこし協力隊など外部人材との協働により、新たな特産品・加工品の開発など、地域独自のブランドを確立し、地域産品の直売所である道の駅「あさひ」、萩市旭農産物加工販売所「つつじ」と連携して産業の振興を図る。
 国指定史跡「萩往還」や国選定「佐々並市重要伝統的建造物群保存地区」などの地域資源についても、交流人口の増加を図り、地域振興に繋がるよう活用を図る。
 また、地域の空き家、空き施設にサテライトオフィス等ICT関連企業の誘致を推進し、雇用機会の創出による移住促進、人材交流による新たなビジネスの創出を図る。

5.都市部からの移住・定住の促進

 地域の空き家を住まいとして再利用するためデータベース化することにより、空き家の正確な情報を把握し、移住希望者のニーズに対応できるように、「空き家バンク制度」の充実と登録物件数の増加を目指す。また地域の実情に詳しい地域移住サポーターを活用し、移住支援体制の充実を図るとともに、地域コミュニティ団体と連携し、地域が一体となって受入意識の高揚を図る。
 更に、移住後も住みやすい地域づくりを目指し、地域住民・行政・各種団体の連携を強め、地域全体の受入意識の高揚を図り、地域おこし協力隊等の外部人材も活用しながら移住者に開かれた地域づくりを推進する。
 佐々並地区では、現在未就学児がいないことから、今後の佐々並小学校の存続が危ぶまれている。このため佐々並小学校在校生の保護者を中心に令和2年12月に「ささラブ応援隊」を発足し、子育て世代の移住者を増やす取組について議論し、活動を始めている。令和3年度は、小学校の児童数確保を目指して、「地域の学校と住まいの見学会」をはじめ、特色ある地域の学校教育を支援する活動や「空き家バンク」の登録を増やす移住定住促進活動、ふるさと佐々並の良さを伝えるイベントの支援活動などに取り組み、併せて情報発信を行うための情報機器の整備や、SNSでの情報発信活動を行うこととしている。

元気生活圏づくりの主な取組

  • 萩往還ワンデーウォーク
    (実施主体等:萩往還ワンデーウォーク実行委員会)
  • 萩往還まつり 技・明木展
    (実施主体等:萩往還工芸まつり実行委員会)
  • 舞台芸術フェスティバル
    (実施主体等:明木母親クラブ)
  • アユのつかみどり大会
    (実施主体等:アユのつかみどり実行委員会)
  • 明木地区ふるさとまつり
    (実施主体等:明木ふるさとづくり推進協議会)
  • ささなみふるさとまつり
    (実施主体等:ささなみふるさとまつり実行委員会)
  • 明木地区農業文化祭
    (実施主体等:明木ふるさとづくり推進協議会)
  • 萩往還ささなみおいでん祭
    (実施主体等:萩往還ささなみおいでん祭実行委員会)
  • 萩往還まちなみ活性化事業
    (実施主体等:萩往還佐々並どうしんてやろう会)
  • 佐々並地区移住促進・地域活性化事業
    (実施主体等:ささラブ応援隊)