川上地域
元気生活圏の現状
1.構成集落
- 集落数
- 15集落(うち小規模・高齢化集落数 7集落)
- エリア設定の単位
- 市町村合併前の町村
- 集落名
- 佐古、川上山田、立野、白上、椿瀬、川上横坂、長谷、三徳、共栄、遠谷、笹尾、杣木谷、江舟、野戸呂、堂河内
2.人口等
(2021年3月31日現在)
区分 |
世帯数 |
総人口 |
年少人口 |
生産年齢人口 |
老年人口 |
高齢化率 |
現在(A) |
425世帯 |
768人 |
39人 |
312人 |
417人 |
54.3% |
5年前(B) |
458世帯 |
903人 |
52人 |
417人 |
434人 |
48.1% |
A-B |
-33世帯 |
-135人 |
-13人 |
-105人 |
-17人 |
6.2% |
A/B |
92.8% |
85.0% |
75.0% |
74.8% |
96.1% |
112.9% |
3.地域コミュニティ組織の有無
- 川上地域コミュニティ協議会(設立年月日:2009年5月15日)
4.地域の夢プラン作成の有無
5.生活環境の状況
行政サービス
市町支所 |
1 |
川上総合事務所(三徳) |
公民館 |
1 |
川上公民館(三徳) |
駐在所 |
1 |
川上駐在所(三徳) |
子育て・教育
保育所 |
1 |
川上保育園(三徳) |
幼稚園 |
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|
小学校 |
1 |
川上小学校(三徳) |
中学校 |
1 |
川上中学校(三徳) |
高等学校 |
|
|
医療・福祉
病院・診療所 |
1 |
川上国民健康保険診療所(三徳) |
福祉施設 |
1 |
特別養護老人ホームかわかみ苑 |
生活関連
商店 |
7 |
高屋商店、神崎商店、阿武酒店、大田酒店、川上農林産物直売所、萩阿武川温泉ふれあい会館、岡崎酒造場 |
ガソリンスタンド |
1 |
川上石油(有) |
金融機関 |
2 |
川上郵便局、山口県農協萩南萩支所川上ふれあい店(ATM) |
郵便局 |
1 |
川上郵便局 |
交通機関
バス停 |
17 |
(防長バス) 椿瀬、立野、上立野、京床、相原、笩場、川上公民館、木の瀬、岡、阿武川温泉入口、阿武川温泉前、資料館前、惣良台入口 (JRバス) 立野渡、長門峡北入口、佐古、瓜作 |
JR駅 |
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元気生活圏づくりに係る基本的方向
1.機能・サービスの拠点化
川上地域は、行政サービスを提供する川上総合事務所の周辺に、公民館、診療所、福祉施設、学校施設、郵便局等の主要施設が集中しており、各地区から週2回地域巡回バスを無料運行することにより、住民が日常生活に必要とするサービスを提供できるよう努めている。また、近隣の主要都市への移動手段となる公共交通へのアクセスも可能としている。
現在、住民主体の地域コミュニティ組織が自由に活動・交流できる拠点として川上総合事務所内に中央型サロンを整備しており、今後は民間を含めた各機関・組織とも連携を強化し、住民主体の生活支援サービスを拡充するなど、川上地域におけるサービスを推進していく。
2.集落間のネットワークの強化
川上地域では、近隣の主要都市である山口市や萩市の中心市街地への移動手段として、JRバス及び生活路線廃止代替バス(防長交通)が運行しており、その他交通空白地については、地域巡回バス「ぐるっとバス」を無料運行し、交通弱者の移動手段を確保している。
今後、利用状況に応じて、民間バスの既存路線を維持していくとともに、地域巡回バスの利用者のニーズへの対応や住民主体サービスの拡充による生活交通の確保・補完を検討し、利便性の向上を図る。
3.地域コミュニティ組織の育成
地域の各種団体で構成する「川上地域コミュニティ協議会」が中心となり、地域の特性をいかした地域づくりに向けて、福祉、産業、社会教育を担う各種コミュニティ組織の育成を推進していくとともに、地域の担い手となる人材の掘り起こし及び育成に努めていく。高齢化が著しい川上地域においては、高齢者が安全・安心に暮らせる地域づくりを進めるため、高齢者の見守りや生活支援など、住民主体の生活支援サービスの充実に努める。また、地域を担う子どもたちに対して、伝統文化の継承やふるさと学習の機会を提供するとともに、地域づくりへの参画を促し、これからの地域づくりに向けた地域コミュニティ組織の育成を図る。
4.地域産業の振興と新たなビジネスづくり
川上地域には山口県北部を流れる二級水系の阿武川があり、昭和50年に完成した阿武川ダムの豊富な水量を利用し堰堤直下に設営された特設カヌー競技場は、ジャパンカップや日本選手権大会等の開催、日本カヌーナショナルチームの練習場として利用されている。2020年の東京オリンピック競技大会開催を機に、英国カヌー選手をはじめとした海外のトップアスリートの招致や萩市在住カヌー選手の強化・育成が可能な環境を整備することで、阿武川特設カヌー競技場の世界的な知名度の向上を図り、地域の振興に繋げる。併せて、阿武川温泉一帯のバンガロー等の施設の整備を推進することにより、交流人口の増加を図る。
産業分野においては、JAをはじめとする民間団体などとの協働により、特産品を使用した新たな商品メニューの開発や特産品づくりを推進し、阿武川温泉一帯を中心に、地域産品の直売所や加工所等の施設の機能強化を行い、6次産業化に繋げるなど経営の多角化・複合化を推進する。
5.都市部からの移住・定住の促進
地域の空き家を住まいとして再利用するためデータベース化することにより、正確な情報を把握し、移住希望者のニーズに対応するとともに、地域の実情に詳しい地域移住サポーターを配置し、移住支援体制の充実を図る。
また、地域の資源や文化などを活用し、体験活動や空き家を活用した民泊体験、移住者向け住宅の整備を検討し、川上地域への定住促進を図る。
更に、移住者が移住後も住みやすい地域づくりを目指し、地域住民・各種団体・行政の連携を強化し、地域全体の受入意識の向上を図り、移住者に開かれた地域づくりを推進する。
元気生活圏づくりの主な取組
- かわかみ夏まつり
(実施主体等:川上地域コミュニティ協議会)
- かわかみふるさとまつり
(実施主体等:川上地域コミュニティ協議会)
- 長門峡もみじまつり
(実施主体等:長門峡もみじまつり実行委員会)
- 川上地域保小中大運動会
(実施主体等:川上地域コミュニティ協議会)
- 川上地域敬老会
(実施主体等:川上地域敬老会実行委員会)
- 交通安全高齢者宅訪問
(実施主体等:川上地域コミュニティ協議会)
- 桜ライトアップ事業
(実施主体等:萩・阿西商工会川上支部青年部)
- 阿武川温泉公園まつり
(実施主体等:阿武川温泉公園まつり実行委員会)
- 阿武川サロン
(実施主体等:阿武川サロン運営委員会)
- グリーンツーリズム(農林業体験、農林家民泊)
(実施主体等:萩市ふるさとツーリズム推進協議会会)
- 萩阿武川温泉公園エリア振興事業
(実施主体等:川上地域夢プラン策定委員会)
- 阿武川ダム湖活用地域活性化事業
(実施主体等:Labu フロンティア協会)