木間地域
元気生活圏の現状
1.構成集落
- 集落数
- 3集落(うち小規模・高齢化集落数 2集落)
- エリア設定の単位
- 木間地区
- 集落名
- 東木間、西木間、北木間
2.人口等
(2022年3月31日現在)
区分 |
世帯数 |
総人口 |
年少人口 |
生産年齢人口 |
老年人口 |
高齢化率 |
現在(A) |
54世帯 |
96人 |
0人 |
27人 |
69人 |
71.9% |
5年前(B) |
62世帯 |
126人 |
7人 |
41人 |
78人 |
61.9% |
A-B |
-8世帯 |
-30人 |
-7人 |
-14人 |
-9人 |
10.0% |
A/B |
87.1% |
74.1% |
0% |
65.9% |
88.5% |
116.2% |
3.地域コミュニティ組織の有無
4.地域の夢プラン作成の有無
5.生活環境の状況
行政サービス
市町支所 |
1 |
萩市役所(江向) |
公民館 |
1 |
萩市中央公民館(江向) |
駐在所 |
1 |
萩警察署山田警察官駐在所(山田) |
子育て・教育
保育所 |
1 |
山田保育園(山田) |
幼稚園 |
|
|
小学校 |
1 |
白水小学校(山田) |
中学校 |
1 |
萩西中学校(堀内) |
高等学校 |
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|
医療・福祉
病院・診療所 |
2 |
萩慈生病院(山田)、全眞会病院(山田) |
福祉施設 |
1 |
介護老人保健施設徳寿園(山田) |
生活関連
商店 |
2 |
セブンイレブン萩玉江店(山田)、 ポプラ萩玉江駅前店(山田) |
ガソリンスタンド |
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金融機関 |
|
|
郵便局 |
1 |
玉江浦簡易郵便局(山田) |
交通機関
バス停 |
10 |
釜ヶ迫、桑の木、学ヶ峠、若宮神宮前、北木間、 木間校前活性化センター前、堂々橋、野戸呂、女屋敷 |
JR駅 |
1 |
玉江駅(山田) |
元気生活圏づくりに係る基本的方向
1.機能・サービスの拠点化
木間地区は、行政施設や公民館がなく、地区の中心にある木間小中学校が地域の拠点となっていたが、平成30年3月をもって廃校となっている。現在は、萩市の社会教育指導員が週3日程度、旧木間小中学校に赴き、施設の管理を行っている。地元住民では、この廃校校舎を活用し、地域活動・交流の拠点とするべく話し合いを継続している。
市街地から離れており、地域外から観光客が集まることはほとんどないが、菖蒲園まつりなど、季節によって地区の見どころを紹介するイベントも開催されている。
2.集落間のネットワークの強化
木間地区では商店・病院・金融機関といった生活関連施設がなく、また地区住民のほとんどが高齢者であるため、萩市市街地との交通手段の確保が喫緊の課題である。木間地区と市街地をつなぐ公共交通機関として、防長バスが運行する定時バス路線があったが、利用客の減少により、令和2年3月をもって廃路線となったため、代替手段として令和2年4月から乗合タクシーを運行し、地区住民の交通手段の確保に努めている。
今後も、利用状況に応じて、交通弱者の移動支援サービスの維持・開発に努め、利用者ニーズへの対応、利便性の向上を図る。
3.地域コミュニティ組織の育成
木間地区は、東木間・西木間・北木間の3集落があり、それぞれの町内会組織が集落活動に努めている。地区内全体がすでに限界集落となっており、集落機能の維持が困難な状態ではあるが、小規模集落のため住民同士がお互いのことをよく理解しているといったメリットもある。高齢化率が高いため、平成元年に木間福祉協議会を組織し、住民の支えあい活動を行っており、平成30年からは、地区の住民を主体に福祉や交通の行政関係者と一緒に、木間地区の将来を考える定期的なワークショップを開催している。さらに令和2年度には地区の夢プランを策定する予定である。
4.地域産業の振興と新たなビジネスづくり
平成27年に地区内の女性7名で企業組合木間加工センターを設立し、萩産の原材料を使った豆腐・味噌・漬物などの加工品を製造し、萩市内の道の駅やスーパーマーケットに商品を卸している。また、月1回の頻度で市内商店街や山口市へ出張し、加工商品の対面販売を実施している。今後、売り上げの増加を目指して販路の拡大や地域内人材の掘り起こしや新たな担い手の確保と育成を推進していく。
平成30年に廃校となった木間小中学校跡地を活用し、地区内の集いの場、サロン活動など、地域内の福祉や体験交流活動の拠点として活用することを検討しており、継続的に地域に収益を生む事業を展開できるよう計画している。
地区では菖蒲園まつりなど、季節によって地区の見どころを紹介るすイベントも開催しており、今後とも交流人口を増やす取り組みを進めていく。
5.都市部からの移住・定住の促進
木間地区の人口は令和2年9月末現在104名、高齢化率は70%を超えており、地区の人口を増やし、集落機能を維持していくことが課題となっている。しかし、地区の学校が廃校となり、地理的・交通的な面からも移住者を増やしていくことは容易ではないため、木間地区の夢プランでは、まずは交流人口や関係人口を増やして地域の良さをいろんな方に知ってもらい、最終的に定住人口を増やしていく将来像を描いている。
具体的な取り組みとして、子どもや親子連れに地区に足を運んでもらうイベントや保育園の遠足を誘致など、木間の魅力を知ってもらい、併せて地区の高齢者も元気になるような事業を計画している。
また、町内会と連携し、移住支援体制の充実を図るとともに、地域が一体となって受入意識の高揚を図る。更に、移住者が移住後も住みやすい地域づくりを目指し、地域住民団体・行政の連携を強め、移住者に開かれた地域づくりを推進する。
元気生活圏づくりの主な取組
- 木間菖蒲園まつり
(実施主体等:山花開、木間地区内有志)
- 木間地区ささえあい協議体
(実施主体等:木間福祉協議会)
- 木間地区夢プラン実証事業
(実施主体等:木間福祉協議会)
- 木間地区夢プラン推進事業
(実施主体等:木間地区社会福祉協議会)
- 木間菖蒲園を活用したむらづくり事業
(実施主体等:山花開)