美和町生見地域

元気生活圏の現状

1.構成集落

集落数
9集落(うち小規模・高齢化集落数 0集落)
エリア設定の単位
学校統廃合前の小学校区
集落名
長野上、長野下、小河内、金山、中村、志谷、
陽の出団地、長野団地、鷹ノ巣団地

2.人口等

(2020年3月1日現在)

区分 世帯数 総人口 年少人口 生産年齢人口 老年人口 高齢化率
現在(A) 487世帯 1,34人 101人 545人 388人 37.5%
5年前(B) 505世帯 1,141人 151人 612人 378人 33.1%
A-B -18世帯 -107人 -50人 -67人 10人 4.4%
A/B 96.4% 90.6% 66.9% 89.1% 102.6% 113.3%

3.地域コミュニティ組織の有無

  • 生見地区づくり推進協議会(設立年月日:1978年)

4.地域の夢プラン作成の有無

5.生活環境の状況

行政サービス

市町支所 1 岩国市美和総合支所(長野上)
公民館 1 岩国市美和公民館(長野上)
駐在所 1 美和いきみikiikiセンター(中村)

子育て・教育

保育所
幼稚園
小学校 1 岩国市立美和西小学校(長野上)
中学校 1 岩国市立美和中学校(長野上)
高等学校

医療・福祉

病院・診療所
福祉施設 3 特別養護老人ホーム美和苑(長野下)、特別養護老人ホーム樂寿苑(中村)

生活関連

商店 2 中村商店(長野団地)、宗正商店(長野下)
ガソリンスタンド
金融機関
郵便局 1 美和郵便局(長野上)

交通機関

バス停 16 岩国市生活交通バス、坂上線バス
JR駅

元気生活圏づくりに係る基本的方向

1.機能・サービスの拠点化

 長野上地区にある美和総合支所は、各種行政サービスの提供は勿論、災害時の対応拠点としても位置付けられ、美和公民館、美和郵便局、美和中学校、美和西小学校も同地区に存在し、生見地域の中の基幹的な集落を形成しています。
また、中村地区の旧生見小学校跡地では地域の様々な行事のほか、市の無形文化財である生見子ども神楽の活動拠点でもあり、市から指定管理を受け運営している「いきみikiikiセンター」は、地元の特産品の販売や、食事の提供もしていることから、地域のコミュニティ活動の拠点となり、交流人口の増加にも寄与しています。
美和町に2箇所ある特別養護老人ホーム、国土交通省から表彰を受けた「岩国往来道」もこの地域に存在し、これら各施設・観光資源を活かし、利用促進を図りながら、地域へのリピーターを増やし、交流人口の増加を目指します。

2.集落間のネットワークの強化

○既存のサービスが地域の状況(人口分布、道路状況、運行資源、代替サービスの有無等)に合わない場合は、より地域の状況に合った移動手段へと見直しを図ります。
○地域内支線の見直しに当たっては、目的地は乗継拠点を基本とし、幹線との重複運行による競合が生じないように配慮します。
○目的地となる施設の移転・廃止等がある場合は、それに合わせて路線の見直しを実施します。
○既存の乗合輸送サービスについて、日常生活に必要となる運行日数や運行便数を確保したうえで、利用実態に応じて運行日数、運行便数の適正化を図ります。特にJR大竹駅、岩国駅及び錦川清流線との接続は、地域の活性化に必要であり、便数を確保します。
○乗合輸送サービスに適した需要が見込めない地区については、タクシーの活用など福祉施策と連携し、移動手段の確保を検討します。しかし、交通空白地が生じないよう、車輌の計画的な更新、実情からの車輌規模の検討もしながら、住民サービスの低下を招くことが無いようにします。
○道路の災害対策、危険箇所の把握などを行い、改良工事等の整備を行います。

3.地域コミュニティ組織の育成

○自治会組織の育成・強化を図り、自立した地域運営の構築と交流事業の推進を図ります。
・清掃活動・グランドゴルフ大会・クリーンアップ作戦を継続実施
・小中学校との連携強化
 小学校・・・ふるさと学習、校区一周ウォーク
 中学校・・・ふるさと交流会、美和町ウォーキング(岩国往来道)
○集落支援員の導入により集落の状況把握、集落点検の実施などを行い、地域活性化に向け支援を行います。
○集落行事の共助の推進と伝統行事(祭り・盆踊り)の継続を推進します。
高齢化により、単位自治会では祭事、行事などの開催が困難になっているため、集落間の助け合い活動の推進や継続運営のための支援をします。
○安心・安全の地域活動の構築を進めます。
ひとり暮らしが増えているため、地域で支え合う支援体制、仕組みづくりの構築を目指
します。
(自主防災組織の再構築、防災訓練、安否確認、安心・安全カプセルの配布など)

4.地域産業の振興と新たなビジネスづくり

○新たな観光名所づくりの推進を進めます。
昨年赴任した地域おこし協力隊員(R1.8月着任)のサポートに力を入れ、行政とは異なる視点、発想から地域の魅力を発見し、より一層の観光PR活動を行い、地域の活性化を図ります。
○交流イベントの実施による集客を図ります。
生見地区ふるさとづくり推進協議会や、法人が実施するイベントの支援により、他地域からの来客数の増加を目指します。

5.都市部からの移住・定住の促進

○定住促進による地域の活性化を進めます。
地域の移住応援団と協働して空き家登録を積極的に行い、定住者の受け入れを行います。また、美和地域を広く知ってもらい、近い将来の移住に繋がることを目的に、やましろ体験交流協議会の事業を積極的に支援します。

元気生活圏づくりの主な取組

  • 地域のお祭りや神楽などの行事を継続することによる地域間交流・交流事業の継続運営のための支援
    (実施主体等:岩国市)
  • 地域のお助けシステムの協議・設置
    (実施主体等:岩国市)
  • 防災訓練、安否確認、安心・安全カプセルの配布
    (実施主体等:岩国市)
  • 道路の災害対策、危険箇所の把握など
    (実施主体等:岩国市)
  • 山代神楽競演大会
    (実施主体等:山代神楽連絡協議会)
  • IJU応援団による空き家調査
    (実施主体等:美和地域)
  • 生活交通バス車両購入
    (実施主体等:岩国市)
  • 生活交通バス車両ラッピング事業
    (実施主体等:岩国市)
  • 下畑交流館整備事業
    (実施主体等:岩国市)
  • 下畑地区特産品販売強化事業
    (実施主体等:地元ふるさとづくり)