美和町阿賀地域

元気生活圏の現状

1.構成集落

集落数
5集落(うち小規模・高齢化集落数 4集落)
エリア設定の単位
学校統廃合前の小学校区
集落名
郷、湯ノ迫、西、片山、立岩

2.人口等

(2021年7月1日現在)

区分 世帯数 総人口 年少人口 生産年齢人口 老年人口 高齢化率
現在(A) 73世帯 110人 1人 28人 81人 73.6%
5年前(B) 85世帯 134人 2人 35人 97人 72.4%
A-B -13世帯 -24人 -1人 -7人 -16人 1.2%
A/B 85.9% 82.1% 50.0% 80.0% 83.5% 101.7%

3.地域コミュニティ組織の有無

  • 阿賀ふるさとづくり推進委員会(設立年月日:1981年)

4.地域の夢プラン作成の有無

5.生活環境の状況

行政サービス

市町支所
公民館 2 阿賀ふれあいセンター(西)・阿賀集会所(西)
駐在所

子育て・教育

保育所
幼稚園
小学校
中学校
高等学校

医療・福祉

病院・診療所
福祉施設

生活関連

商店
ガソリンスタンド
金融機関
郵便局

交通機関

バス停 10 岩国市生活交通バス
JR駅

元気生活圏づくりに係る基本的方向

1.機能・サービスの拠点化

基幹的集落である西地区にある阿賀ふれあいセンター(平成14年度整備)は地域活性化を目的とした都市部と農村部との体験交流施設であるとともに、地域活動やコミュニティの拠点として体験教室やグループの活動の場として利用されています。具体的にはそば打ち体験、蒟蒻づくり体験、味噌づくり体験、また夏場には市内外から柔道、ソフトなどのキャンプ・合宿に利用されており、地域で生産された農林産物を利用した加工品づくり等の体験を通して都市住民との交流を図り、地域の活性化に努めています。
 さらに、管理組合でホームページの開設や、阿賀ふれあいだよりを発刊され、希望される地元出身者へ送付するなど、活動状況や地域の情報を発信しています。
 また、災害時には避難所としての機能も有す重要な施設となっています。

2.集落間のネットワークの強化

○既存のサービスが地域の状況(人口分布、道路状況、運行資源、代替サービスの有無等)に合わない場合は、より地域の状況に合った移動手段へと見直しを図ります。
○地域内支線の見直しに当たっては、目的地は乗継拠点を基本とし、幹線との重複運行による競合が生じないように配慮します。
○目的地となる施設の移転・廃止等がある場合は、それに合わせて路線の見直しを実施します。
○既存の乗合輸送サービスについて、日常生活に必要となる運行日数や運行便数を確保したうえで、利用実態に応じて運行日数、運行便数の適正化を図ります。
○乗合輸送サービスに適した需要が見込めない地区については、タクシーの活用など福祉施策と連携し移動手段の確保を検討します。しかし、交通空白地が生じないよう、車輌の計画的な更新、実情からの車輌規模の検討もしながら、住民サービスの低下を招くこと が無いようにします。
○道路の災害対策、危険箇所の把握などを行い、改良工事等の整備を行います。

3.地域コミュニティ組織の育成

○自治会組織の育成・強化を図り、自立した地域運営の構築と交流事業の推進を図ります。
・清掃、クリーンアップ活動、花いっぱい運動を継続実施
・小中学校との連携強化
 小学校・・・ふるさと学習(昔の遊び体験)、校区一周ウォーク
 中学校・・・ふるさと交流会(絵手紙体験)、美和町ウォーキング(岩国往来道)
○集落支援員による定期的な集落の状況把握、集落点検により、更なる地域活性化を目指します。
○集落行事の共助の推進と伝統行事(盆踊り)の継続を推進します。
 高齢化により、単位自治会では祭事、行事などの開催が困難になっているため、集落 間の助け合い活動の推進や継続運営のための支援をします。
○安心・安全の地域活動の構築を進めます。
 ひとり暮らしが増えているため、地域で支え合う支援体制、仕組みづくりの構築を目指します。具体的には、日本赤十字社が行う地域防災講座を受講し、炊き出し訓練や応急手当を学び、個々の防災意識の向上を促し、防災組織の年毎に更新を進めながら地域連携を進めます。

4.地域産業の振興と新たなビジネスづくり

○新たな観光名所づくりの推進を進めます。
 地域おこし協力隊員(R1.8 月着任)のサポートに力を入れ、行政とは異なる視点、発想から地域の魅力を発見し、より一層の観光PR活動を行い、地域の活性化を図ります。
○施設を活用した体験交流事業の実施による集客、農業振興を図ります。
 阿賀ふれあいセンターで行っている体験交流メニュー(そばうち体験・味噌づくり体験等)を積極的に情報発信し、他地域からの来客数の増加を目指すとともに、農産物の加工直売による特産品の振興を図ります。

5.都市部からの移住・定住の促進

○定住促進による地域の活性化を進めます。
 地域の移住応援団と協働して空き家登録を積極的に行い、移住者の受け入れ実績を重ね、移住定住が進んでいます。今後も、やましろ体験交流協議会の事業を積極的に支援し、地域の人材を育成するとともに、都市部からの移住・定住を促進します。
 また、平成30年度に手作り郷土賞(国土交通大臣表彰)を受賞した岩国往来道は、当阿賀地区を横断しており、これら拠点施設・観光資源を活かし、利用促進を図りながら、地域へのリピーターを増やし、交流・定住人口の増加を目指します。

元気生活圏づくりの主な取組

  • IJU応援団による空家調査
    (実施主体等:阿賀ふるさとづくり推進協議会)
  • 防災活動
    (実施主体等:自主防災組織)
  • 都市住民との交流事業
    (実施主体等:阿賀ふれあいセンター管理組合)
  • 美和地域生活交通再編事業(生活交通バス車両の整備)
    (実施主体等:岩国市)