1構成集落

2人口等

5生活環境の状況

1機能・サービスの拠点化

周東総合支所、各出張所、各公民館、南総合センターなどの行政施設は、各種行政サービスの提供、災害時の対応、地域活動やコミュニティ活動の拠点及び住民が集まり交流できる拠点としての体制を提供している。
しかし、中央地域に主要な施設が集中しており、その他の地域での既存商店廃業や施設の統廃合、少子高齢化の加速化が進み自治会が消滅する集落も生じている深刻な問題がある中、地域活力の推進に欠かせない公民館施設等の維持や活用を図る。

2集落間のネットワークの強化

地域公共交通サービスが今後の更なる人口減少や高齢化を見据えた状況（人口分布・推移、道路状況、運行資源、代替サービスの有無、利用状況調査、アンケート実施結果等）に適さない場合は、将来にわたり持続可能で、より地域の状況に適したサービスへの見直しを図る。
地域内の生活交通バス路線(支線)の見直しに当たっては、目的地は乗継拠点を基本とし、幹線(JR岩徳線、防長バス)との重複運行による競合が生じないように配慮します。目的地となる施設の新設・移転・廃止等がある場合は、それに合わせて路線の見直しを図る。

3地域コミュニティ組織の育成

自治会による自立した地域運営の構築と交流事業の推進のため、行政と自治会との協議、意見交換会、研修会、懇談会等を行っている。引き続き、周東町自治会連合会を通じて単位自治会の活動を支援し、自治会間の連携を図る。
地域イベント、お祭り、一斉清掃等に各種地域組織に、行政からの各種支援を行い協働で活動を行っている。引き続き地域活動への支援を行い、地域でささえあう仕組みづくりの構築を図る。
各公民館等では、地区ごとのスポーツ大会、文化祭、敬老会、各種活動の運営に関して密に参画し、地域行事の様子などを記載した各地区のたよりを発行することで連携を深めて地域活力の維持を図る。

4地域産業の振興と新たなビジネスづくり

周東地域は玖珂盆地のなかを島田川が流れる自然豊かな環境で、水稲を中心とした農業振興を進めてきたが、農林業の衰退が加速化している。
市有牛の購入、貸し付けを行い牛の改良増殖を促進し、岩国の和牛としてブランド化の基盤づくりを行う、ブランド牛産地づくり事業を行っている。同時に、周東地域の特産品高森牛を含む岩国地域ブランドのPRを事業者等と連携して実施し、岩国市全体の魅力発信や岩国の特産品認知度を向上させて、販売促進を行い地域産業の振興を図る。
一方、山陽自動車道の玖珂インターチェンジから数分の交通の利便性を活かしたテクノポート周東工業団地があり、工業の町としての活性化も目指している。
さらに、立地環境を活用した、丸太村(森林体験交流施設)の運営の中でも、地域外利用者、ワーケーション利用者、市内小学生へのシイタケ菌打ち体験指導等により幅広くPRしていく中で、新たな視点での地域資源発掘や新規産業の発展を図る。

5都市部からの移住・定住の促進

移住相談会や就業相談会の開催、いわくに暮らしサポートセンター運営、ＳＮＳ発信等により岩国市の認知度を高め、移住の先輩の紹介や田舎暮らしの紹介をする。
また、地域づくり協議会や移住応援団、地域おこし協力隊を通して、空き家の掘り起こし活動や、新たな空き家バンク登録を促進し、移住応援団運営の支援をする。講師やアドバイザーを呼んで、地域団体へ移住応援団研修会を行い、受け入れ体制の構築を図る。

未来へとつながる取組をご紹介