元気生活圏の現状
1.構成集落
- 集落数
- 42集落(うち小規模・高齢化集落数 16集落)
- エリア設定の単位
- 市町村合併前の町村
- 集落名
- 松原,本町上,本町中,本町下,河原丁,山根丁東,山根町西,横屋丁,中津,浦西,浦中,浦東,入江,水海,青葉台,まてかた,金井,押谷,中畑,上三原,堀田,帆柱,下三原上,下三原下,北谷,野頭,前地,高山,沖浦,弥富1区,弥富2区,弥富3区,弥富4区,弥富5区,弥富6区,弥富7区,弥富8区,弥富9区,弥富10区,弥富11区,弥富12区,弥富13区
2.人口等
(2021年3月31日現在)
区分 |
世帯数 |
総人口 |
年少人口 |
生産年齢人口 |
老年人口 |
高齢化率 |
現在(A) |
1,235世帯 |
2,317人 |
129人 |
949人 |
1,239人 |
53.5% |
5年前(B) |
1,359世帯 |
2,737人 |
188人 |
1,217人 |
1,332人 |
48.7% |
A-B |
-124世帯 |
-420人 |
-59人 |
-268人 |
-93人 |
4.8% |
A/B |
90.9% |
84.7% |
68.6% |
80.0% |
93.0% |
109.9% |
3.地域コミュニティ組織の有無
4.地域の夢プラン作成の有無
5.生活環境の状況
行政サービス
市町支所 |
2 |
須佐総合事務所、弥富支所 |
公民館 |
2 |
須佐公民館、弥富公民館 |
駐在所 |
2 |
須佐駐在所、弥富駐在所 |
子育て・教育
保育所 |
1 |
須佐保育園 |
幼稚園 |
|
|
小学校 |
3 |
育英小学校、弥富小学校、鈴野川小学校(休校) |
中学校 |
1 |
須佐中学校 |
高等学校 |
|
|
医療・福祉
病院・診療所 |
4 |
萩市国民健康保険須佐診療センター、萩市国民健康保険弥富診療センター、すさクリニック、仁保歯科医院 |
福祉施設 |
18 |
萩市社会福祉協議会須佐事務所、萩市須佐保健センター、萩市須佐高齢者障がい者支援センター、萩市須佐・福祉複合施設やまびこ(萩市須佐高齢者生活支援ハウスやまびこ、萩市須佐デイサービスセンター、萩市在宅介護支援センターやまびこ)、萩市在宅介護支援センターすさ苑、弥富老人憩の家、特別養護老人ホームすさ苑、すさ苑デイサービスセンター、萩市生活支援ハウス寿、グループホームほたるの里、障害者支援施設しんわ苑、支援センターぴゅありんく、障害福祉サービス事業所夢香房すさ、グループホームぽぷらハイツ、グループホームなかよしホーム、グループホームしげもとハイツ |
生活関連
商店 |
25 |
キヌヤ須佐店、スマイル、橋本酒店、堀米穀店、ミウラ時計店、総合衣料はやし、ハートフルショップおおはし、パナどっといいだ、ふれあいらんどなかの、JA阿北支所、JA弥富ふれあい店、山口県漁業協同組合須佐支店、つわぶきの館、ジョイフルセンター須佐、ふれあいステーション須佐、長崎屋、るーらるSHOP315、山田屋、藤山商店、薬局エンゼル、尾崎電機、金子商店、河村酒店、亀石表具店、(有)にこにこや |
ガソリンスタンド |
3 |
JA須佐給油所、豊田建設弥富給油所、(有)松原 |
金融機関 |
4 |
JA阿北支所、山口県漁協須佐支店、須佐郵便局ゆうちょ銀行、弥富郵便局ゆうちょ銀行 |
郵便局 |
2 |
須佐郵便局、弥富郵便局 |
交通機関
バス停 |
29 |
帆柱、三原、北谷、須佐駅前休憩所、中津、須佐本町、松原、すさ苑、須佐中前、上三原入口、ログハウス前、山谷、上河内、河内、るーらる315前、落山、城ヶ谷、一万、新市上、新市、弥富支所前、弥富診療センター前、垰、桑原、大野、上田原、下田原、鈴野川小前、梼の木 |
JR駅 |
1 |
JR須佐駅 |
元気生活圏づくりに係る基本的方向
1.機能・サービスの拠点化
須佐地域の基幹的集落に位置づけてある山根丁東地区には、須佐総合事務所、須佐公民館、萩市須佐保健センターなどの主要施設が集中し、行政サービスや福祉・医療サービスを提供している。また、山根丁東地区のとなりに位置する水海地区には、鉄道、バス、タクシー等、公共交通機関の拠点であるJR須佐駅があり、周辺には須佐地域ブランド「須佐男命いか」認定飲食店や商業施設が集中している。
平成28年4月から地域住民の活動・交流を促すために、総合事務所内に高齢者の交流の場としてサロンスペースを開設し、また、行政・社会福祉協議会・民間NPO法人が一元的に福祉サービスを提供できる体制を構築するため、総合事務所内に社会福祉協議会事務局を移転配置するとともに、高齢者生活支援サービスを担うNPO法人「須佐元気まちづくりネット」を設立し、事務局を配置するなど、拠点施設としての機能の充実を図っている。
今後、総合事務所をはじめとする公共施設の空きスペースを活用し、住民主体の地域コミュニティ組織が自由に活動・交流できる拠点の整備を検討していくとともに、民間を含めた各機関・組織との連携を強化し、住民主体の生活支援サービスを拡充するなど、須佐地域における住民サービスの一元化を推進していく。
また、JR須佐駅周辺は、住民はもとより観光客を対象とした観光交流・商業活性化拠点エリアとして、地域の農水産物や特産品販売施設の整備を行い、今後さらなる拠点機能の充実を目指す
2.集落間のネットワークの強化
須佐地域では、近隣の主要都市である萩市と益田市への移動手段としてJR鉄道が運行しており、また、須佐地区と弥富地区間については、地域の南北を結ぶ民間防長バスが運行しているが、平成30年に地域の民間タクシーが休業し、集落によっては、公共交通の空白地となっているため、地域の拠点と交通空白集落を結ぶ交通手段として、デマンド式の地域巡回バス「ぐるっとバス「を運営している。
今後、既存路線の維持に努めていくとともに、地域巡回バス「ぐるっとバス」と民間路線バスとの連携による効率的・効果的な交通ネットワークの充実を図る。
3.地域コミュニティ組織の育成
隣接する集落での連携や協働活動により、地域のコミュニティ機能の低下を補完するため、地域づくり団体や集落組織で構成する「須佐地域ふるさとづくり協議会」の体制強化を行い、住民主体の生活支援サービスの拡充と、自主防災組織等共助の仕組みづくりを推進していく。
また、地域の将来を担う子供たちに対して、伝統芸能の継承やふるさと学習の提供、地域活動への参画などを促し、地域の連帯感やこれからの地域づくりに向けた機運の醸成を図る
4.地域産業の振興と新たなビジネスづくり
須佐地域の特産品である「須佐男命いか」や「弥富そば」などを地域内で提供できる体制を整備するとともに、都市部への情報発信の強化や販路拡大を推進し、交流人口の増加を図る。また、須佐地域には、他にも多様な食資源や観光資源を有しており、地域おこし協力隊など外部人材との協働による、これら地域資源を活用した新たな特産品づくりや加工品開発を推進し、地域農産物の付加価値を高め、生産者所得向上による地域産業の振興を図る。
弥富地区においては、休校となった弥富小学校校舎を活用し、地域の特産である「そば」を提供する飲食店を令和元年12月に創出した。今後も休校校舎を拠点として、そばを中心に地元農産物・加工品の販売など地域の活性化を図っていく。
また、地域の自然遺産の保全に努め、学習・体験施設の整備やジオ関連商品開発などを検討するとともに、旅行会社とタイアップした誘客活動を展開し、ジオツーリズムによる新たな観光ビジネスの定着化を図る。
5.都市部からの移住・定住の促進
地域資源を活用したグリーン・ツーリズムなど体験型交流の取組を推進し、移住・定着を目指すとともに、漁協、農協と行政が連携し、新規就業者の募集・研修・着業までの一貫した取組による第一次産業従事者の定住促進を図る。
また、地域の空家をデータベース化し、空家の正確な情報を把握するとともに、移住希望者のニーズに対応できるように、空家バンク制度の充実と登録物件数の増加を目指す。更に、地域の実情に詳しい地域移住サポーターを配置し、移住支援体制の充実を図るとともに、地域コミュニティ団体と連携し、地域が一体となって受入意識の高揚を図る。
元気生活圏づくりの主な取組
- NPO法人「須佐元気まちづくりネット」高齢者支援事業(通所・訪問サービス)
(実施主体等:NPO法人須佐元気な まちづくりネット)
- 須佐夏祭り・須佐湾大花火大会
(実施主体等:須佐おもてなし協会他)
- ジオツーリズム都市との交流事業
(実施主体等:須佐おもてなし協定)
- イカ料理等漁村体験交流事業
(実施主体等:漁協須佐女性部)
- 須佐地域ふるさとまつり
(実施主体等:須佐地域ふるさとづくり 協議会)
- 須佐男命いか祭り
(実施主体等:漁協須佐一本釣船団他)
- グリーンツーリズム(農業体験・農家民泊)
(実施主体等:萩ふるさとツーリズム 推進協議会他)
- 海の森づくり活動(磯の再生保全)
(実施主体等:海の森をつくる会他)
- 龍が通った道まつり(ジオツーリズム)
(実施主体等:畳ヶ淵交流事業実行委員会)
- 手作りそばの花まつり
(実施主体等:弥富むらおこし会)
- 弥富地区特産品販売強化事業
(実施主体等:弥富むらおこし会、龍の里やどみ企業組合)