由宇町由西地域
元気生活圏の現状
1.構成集落
- 集落数
- 7集落(うち小規模・高齢化集落数 1集落)
- エリア設定の単位
- 現在小学校区
- 集落名
- 西区、笠塚、峇清、横道、中倉、小槇、寺迫
2.人口等
(2022年8月1日現在)
区分 |
世帯数 |
総人口 |
年少人口 |
生産年齢人口 |
老年人口 |
高齢化率 |
現在(A) |
363世帯 |
619人 |
22人 |
238人 |
359人 |
58.0% |
5年前(B) |
374世帯 |
669人 |
27人 |
309人 |
333人 |
49.8% |
A-B |
-11世帯 |
-50人 |
-5人 |
-71人 |
26人 |
8.2% |
A/B |
97.1% |
92.5% |
81.5% |
77.0% |
107.8% |
116.5% |
3.地域コミュニティ組織の有無
- 由西を元気にしよう会(設立年月日:2016年4月1日)
- 中倉あすなろ会(設立年月日:2014年1月26日)
4.地域の夢プラン作成の有無
- 由西を元気にするためのプラン(作成年月日:2016年4月)
5.生活環境の状況
行政サービス
子育て・教育
保育所 |
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幼稚園 |
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小学校 |
1 |
岩国市立由西小学校(横道) |
中学校 |
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高等学校 |
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医療・福祉
病院・診療所 |
1 |
みどり病院(西区) |
福祉施設 |
4 |
特別養護老人ホーム緑風荘(西区)、障害者支援施設わかば園(西区)、障害者支援施設緑風園(西区)、由宇老人福祉センター(峇清) |
生活関連
商店 |
1 |
寺崎商店(横道) |
ガソリンスタンド |
1 |
河原石油(峇清) |
金融機関 |
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郵便局 |
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交通機関
バス停 |
13 |
防長交通株式会社(西区、笠塚、峇清、横道、寺迫) |
JR駅 |
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元気生活圏づくりに係る基本的方向
1.機能・サービスの拠点化
・由宇老人福祉センターと由西小学校は、ともに災害時における緊急避難場所に指定され、防災対応の拠点として位置づけられるとともに、由宇老人福祉センターは、高齢者の生きがい活動の場として、温浴施設の利用のほか介護予防教室や囲碁、カラオケ、踊りの会などの自主サークル活動に使用され、地域内外の高齢者の交流拠点となっています。また、由西小学校では、とんど焼きなどの地域行事のほか、地域の伝統芸能である笠塚神楽の活動拠点にもなっており、今後、由西小学校を中心としたコミュニティの創出を目指します。
地産地消による農業振興を図り、朝市の更なる活性化を目指すとともに、県内外からの来訪者の交流拠点となっている広島東洋カープ二軍練習場が立地する特色を活かした由西地域の元気づくり活動を支援します。
2.集落間のネットワークの強化
・由西地域では、笠塚から西区、峇清を経由して横道、寺迫地区に由宇地区バス(防長交通)が運行しており、このバス路線を利用して由宇総合支所やJR山陽本線由宇駅、銀行や郵便局等が所在する由東地域への移動手段として利用されています。今後、利用者のニーズや実態の把握に努め、より利用しやすいバスの運行方法等を検討するとともに、高齢者に対して優待乗車証を交付するほか、タクシー料金助成制度の活用など福祉施策とも連携し、移動制約者の日常生活に欠かせない移動手段の確保、充実に向けた取り組みを推進します。
また、一人暮らし高齢者が年々増加する中、集落内外の住民相互の交流と親睦を図り、生活環境の向上・保全に努め、教育文化や福祉の向上及び豊かで住みよい地域づくりに向けた取り組みを支援します。
3.地域コミュニティ組織の育成
・地域の特性を活かした地域づくりに向けて、地域活動の担い手となる人材の掘り起こし及び育成に努めるとともに、安心・安全な里づくりを進めるため、地域の消防団や自主防災組織等との連携により地域住民の防災意識を高める仕組みづくりを推進します。
学校と地域住民との交流機会の拡大により、地域で子どもを育てる意識の醸造を図るとともに、これからの地域の担い手となる子どもたちに対しては、地域の伝統芸能や祭りの継承、ふるさと学習の機会を提供することで地域づくりへの参画を促し、将来の地域づくりに向けた地域コミュニティ組織の育成を目指します。
高齢者等の生活支援に向けた取り組みにおいては、高齢者の居場所づくりや生活支援グループの育成等、地域で支えあう体制の確立を目指します。
4.地域産業の振興と新たなビジネスづくり
・中倉地区では、中倉あすなろ会が中心となって耕作放棄地を活用した蕎麦づくり事業を展開しており、地区の収穫祭や蕎麦刈り体験(蕎麦祭り)などを開催してきたほか、米軍岩国基地の在日アメリカ人を招待し、蕎麦打ち体験の国際交流事業を実施するなど地区外からも参加者を募り活動の輪を広げています。今後は地元特産品「中倉そば」として、6次産業化に向けた取り組みの持続的・効果的な推進に努めます。
また、中倉あすなろ会では、支障木の伐採など地域の環境整備、山羊放牧による耕作放棄地の除草など景観保全事業について住民相互の協力により実施していますが、今後、これら地区内にある支障木や竹林などの里山資源を有効活用することによりコミュニティビジネスにつなげていく取り組みを支援します。
5.都市部からの移住・定住の促進
・由西地域に着任した地域おこし協力隊員等と連携し、空き家や売地の情報収集活動、ホームページなどによる情報発信やコミュニティ組織の維持・強化に取り組みます。
また、地域の各所に花壇を整備、遊休地等を利用して季節の花を植え付けるなど地域の環境美化に努めることで「四季の花でいっぱいの由西」をアピールするとともに、様々な農業体験イベント等を開催し、都市部との交流機会の拡大を図ることで由西地域の魅力を発信し、移住、定住につながるよう取り組みを進めていきます。
元気生活圏づくりの主な取組
- 全世帯の聞き取り調査と集落点検(集落支援事業)
(実施主体等:岩国市)
- 由西小学校開校140周年記念行事
(実施主体等:由西を元気にしよう会)
- 住民アンケート調査による地域課題の把握
(実施主体等:ご近所ささえ合い会議 由西を元気にしよう会 社会福祉協議会由宇支部)
- 耕作放棄地対策、高齢者主役のイベント実施、若者との 交流事業
(実施主体等:由西を元気にしよう会)